見習い大工の内田です。

本郷の木造耐火3階建て現場は3階のボード作業が後間仕切りを残し終わり次に床に12㎜のベニヤを引いています。

このベニヤはフローリングの下地でこれがないと21㎜ボード2重張りで計42㎜の下のベニヤに利かせてフローリングを止めないといけなくなるのでベニヤを引いています。

3階はすでに終わっており残りは2階だけになるのですが2階の荷揚げ口が現在だと塞げないのでベニヤ張りもとりあえず終わりです。

外の方はラス屋さんがラス板の上にモルタル用の防水紙を貼りその上にラス網を貼りました。

これであとは左官屋さんに作業が移っていきます。

後はボード作業で内容が変わらないので作業の話はこれくらいで終わりにします。

話は変わりますが先週の水曜日に気密検査がありました。

高気密にするために1階床のこのベニヤの下は外扱いなので目地にそって防水テープで止めます。

他には窓まわりの下地とサッシとの隙間等、気密性を上げるためにちょっとした隙間も塞いでいきます。

自分がブログを書いている時にやっていたので立ち会ってはいなかったのですが結果はⅭ値0.8という数値になりました。

Ⅽ値とは「家全体の隙間の合計÷延べ床面積」のことで床面積1㎡当たりどれくらいの隙間があるかを表現した数値です。

この値がゼロに近いほど隙間がなく気密性が高いことを意味します。

ちなみに東京の気密住宅の相当隙間面積の基準値はⅭ値5.0となっているのでそこから比べてみてもⅭ値0.8という数値は高気密だと言えます。

今回は前回までとは違い耐火構造の木造3階建てでボードの2重張り等で変わってくるところがあったので今回の耐火木三で前回と同じように高気密を取れて安心しているところはあります。

次に耐火木三がある時は今回のことを頭に入れてさらに高気密をしていきたいと思います。