見習い大工の内田です。

今は前に書いたように建具の製作に入っています。

下小屋に戻り製作に取り掛かります。

今回の建具は出入口の大きい建具が15本家具の建具が26本障子が12本あります。

材料の製材から取り掛かります。

材料のクセを直し分を合わせます。

建具は框組みで組んでいくのですが面材としての材料も接ぎ合わせで作るので一緒に製材します。

クセをとり大きさが決まれば墨出しをして建具を作っていきます。

穴空けやホゾ取りも機械があるのでまずその機械を調整して加工していきます。

ある程度は機械でできるのですが最後の調整は手でちゃんと行います。

中に羽目板を入れるのですがそれの加工もしたら鉋で材料を仕上げます。

材料は杉と桧使っています。

杉はなるべく赤身を使うようにとっているので仕上げ作業もスムーズに進みます。

仕上げ終えたら組み立てます。

組み立てたらちゃんと矩とねじれを見て直しはたがねで絞って完成になります。

家具の建具も同じように作ります。

障子は細かい作業が多いのでほとんど手加工でつくっていきます。

障子の枠はホゾさしで組み桟の部分は相欠きで組みます。

桟の大きさが一本一本微妙に違うので一本づつ合わせて加工します。

桟が細いので組み立ての時に折れないように慎重に組んでいきます。

全て組み終わったので現場にもどり建具を入れていきます。