住まいの顔とも言える玄関は、住んでいる人が使用するだけではなく来客の時にお客様を迎えてくれる大切な空間ですよね。

ですから、玄関まわりの雰囲気は家づくりにおいて大切なポイントになってきます。

その中でも、玄関の土間部分は仕上げ方によって玄関のイメージが大きく変わってきます。

では、玄関土間の仕上げ方にはどのような種類があるのでしょうか?

そこで今回は、玄関まわりの雰囲気を左右する玄関土間の仕上げ方の種類を4つご紹介します。

玄関土間とは?

本来、土間とは古い民家に居室との間に設けられた土足で歩くことができる空間で、三和土(たたき)と呼ばれる土や漆喰などを塗り固めた床やコンクリート、土をそのまま固めたものが多かったそうです。

現在の住宅の玄関土間は、主に玄関に入って土足で使用する部分、つまり居室に上がる前に靴を脱ぐ場所などを指します。

タイル

タイルは、一般の住宅では最もポピュラーな仕上げ方です。

色やデザインはもちろんのこと、価格やサイズの種類も豊富なことから、様々なスタイルの玄関に合わせることができます。

デザインは、天然石風のものや陶磁器のようなすっきりとしたタイプなど様々なバリエーションがあります。

タイルの色の選び方についてですが、玄関まわりは汚れが付きやすい場所なので、汚れが目立ちにくいベージュ系やグレー系の色を選ぶ事をおすすめします。

デメリットとしては、タイルには必ず目地があるので、その部分に汚れが溜まりやすいことが挙げられます。

モルタル

モルタルは、セメントと砂を水で練り混ぜ合わせたものを用いた仕上げ方です。

仕上げ方にはモルタル洗い出しや金コテ仕上げなどいくつか種類があります。

モルタル洗い出しとは、モルタルに色の付いた石など少し大きめの骨材を混ぜ合わせたものをコテで塗り付けて、表面を洗い出して、骨材の石の表面を表す仕上げ方法です。

金コテ仕上げとは、金コテを使用して表面を平らでツルツルにする仕上げ方法です。

メリットとしては、タイルのような目地がなく、仕上げることができます。

コンクリート

コンクリートは、セメントに砂と砂利を塗り合わせたものを用いた仕上げ方です。

コンクリートならではのシンプルでおしゃれなデザイン性が魅力です。

また、掃除もしやすく比較的安価に仕上げることができます。

天然石

天然石は、御影石や大理石などの高級感のある石材を用いた仕上げ方です。

高級感漂う見た目はもちろんのこと、耐久性にも優れています。

ただ、天然石を使用するため、価格は高価になります。

最後に

今回は、玄関まわりの雰囲気を左右する玄関土間の仕上げ方の種類を4つご紹介しました。

玄関土間の仕上げ方を選ぶ時は、玄関まわり全体の雰囲気を考慮して選びましょう。