見習い大工の内田です。
今自分は建具の吊り込みをしています。
建具は家具調の建具は18㎜、出入り口の建具は30㎜のランバーコアを使います。
ランバーコアをそれぞれの寸法に合わせて切り両端に単板を接ぎ合わせます。
単板はランバーコアよりも大きめにとるのですが前回建具の単板を接いだ時は単板の木目の向きが逆に接いでしまい最後鉋での調整の時に逆目がたってしまったりしたので気を付けながら接ぎました。
貼りつけをした後は長めにとっておいた単板を切り下に戸車を入れます。
戸車の幅が約12㎜なので18㎜のランバーコアに掘り込む時は両側3㎜ずつぐらいしか残らないので鑿で掘っている時にこじってしまうとランバーコアが割れてしまうので気を付けて掘ります。
ちなみに写真の物は30㎜のランバーコアなので18㎜だともっと薄くなってきます。
戸車を入れ終えたら次は建具を吊り込みます。
いきなり建具を切るのではなくまず建具を大きい状態でレールの上に乗せ枠に建具を当ててみますその時に建具と枠との間に大きな隙間が出来ているようなら戸車を入れなおして深さで調整します。
この時になるべく調整しないで済むようにランバーコアを切ってない方が下になる様に気を付けます。
この建具は長さがあまりないもので入れやすかったのですが、これが出入り口の建具になると長くなるので切った方を下にして少しでも斜めになってしまうと上の方では大きなズレになってしまいます。
だいたいあったら鴨居の溝に合わせて建具を加工して入れ込みます。
手掛けがまだ掘れていませんがとりあえず入りました。
今回初めて建具を入れたのですが単板の時に気を付けないといけないことなど入れてみたことで分かってくることは多いです。
残りの建具はまだ吊り込んでいないのですが完了検査が木曜にあるので残りの建具の吊り込みや他にやらないといけないことがあるので頑張ります。