厨子二階(つしにかい) 上野桜木の家

データ

東京都 台東区 上野桜木

二アリーゼロエネ仕様 木造二階建て住宅

敷地面積:32坪(108㎡)

1階床面積:19坪(64㎡)

2階床面積:11坪(38㎡)

延べ床面積:30坪(102㎡)

構造:木造軸組工法

外壁:そとん壁 かき落とし仕上げ

屋根:ガルバリウム鋼板

断熱データ

屋根断熱/ネオフォーム 熱伝導率0.02 120t

壁断熱/高性能グラスウール16k 熱伝導率0.036 105t

床断熱/ジュピー 熱伝導率0.020 45t

サッシ/リクシルFG-H 防火サッシ 熱伝導率2.33

概要

大都心の上野に隣接した場所で建てられた下町の材木屋が造る厨子二階(つしにかい)上野桜木の家。

厨子二階(つしにかい)とは、江戸~明治後期までに建築された2階の天井が低い古い町家の様式です。

年間の一次消費エネルギーを可能なレベルまでゼロに近づけた二アリーゼロエネ(Nearly ZEH)仕様の二階建て住宅となっています。

都心の狭小地においては敷地面積、延べ床面積、建物の方位や屋根面積が限られています。

この事情はどうしようもないのが実情です。

ですから、完全なゼロエネ住宅ではなく、年間の一次消費エネルギーを可能なまでゼロに近づける二アリーゼロエネ(Nearly ZEH)仕様にすることで高い省エネ性能を確保しや住宅になっています。

家具はすべて大工が造った作り付けの家具となっていて、桧や杉、ブラックウォールナットなどを使用しています。

一階にはカバの無垢フローリングを、二階には桧の無垢フローリングとあえて違うものを使用。

壁と天井には調湿効果に優れた珪藻土を使用して一年中快適な空間にすることができます。

また、作り付けの造作家具の建具には、なかなか見ることのできない銘木である官木の秋田杉の柾目を使用していて大変落ち着きのある雰囲気になっています。

杉パネルをふんだんに使用した勾配天井のリビングや大工が造る作り付けの造作家具や造作のキッチンなどお施主様の溢れるこだわりと土手加藤の得意とする無垢の木の家づくりと腕利きの職人の技が融合した木組みの家となっています。