快適な住まいを実現するためには、窓の性能が良いものを選ぶことが大切です。
窓は断熱性や遮音性だけでなく、外部からの侵入を防ぐ、防犯性にも考慮して検討する必要があります。
そこで今回は、窓の防犯対策5つのポイントをご紹介します。
窓の防犯対策のポイント
空き巣の侵入経路の約6割が窓からの侵入です。
侵入の手口としては、鍵を掛けていない窓から侵入されるケースや窓ガラスを割っての侵入などもあるため、窓の防犯対策はとても大切なことです。
窓の防犯対策は、侵入までの時間が掛かり、ためらわせ、諦めさせる窓にすることが大事です。
これから窓の防犯対策のポイントを5つご紹介します。
1.防犯性の高い窓サッシと窓ガラスを選ぶ
窓自体を防犯性の高いものを選ぶことがポイントです。
窓サッシの部分は、クレセント錠と呼ばれるサッシの内側についている半円の形をした金具を回して戸締りする一般的な錠とサブロックを組み合わせるタイプが多くみられます。
また、窓を閉めると同時に鍵が掛かる「戸先錠」というタイプもあるので、うっかり鍵を掛け忘れることを防ぐことができます。
窓ガラスに関しては、防犯合わせガラスという複層のガラスの間に特殊な樹脂フィルムが挟んであり、ガラスが割れても樹脂フィルムが貫通しにくい防犯性能の高いタイプのガラスで対策できます。
●窓ガラスについての記事はこちら
●窓サッシについての記事はこちら
2.人目に付きにくい窓には面格子を取り付ける
人目に付きにくく、死角になりやすい場所に窓がある場合はその窓に面格子を取り付けることがポイントです。
面格子の素材には、アルミ、ステンレスなどがあり、強度が高いタイプや防犯用に取り外しにくいタイプなどがあります。
●面格子についての記事はこちら
3.雨戸や窓シャッターを取り付ける
窓に雨戸や窓シャッターを取り付けることもポイントです。
シャッターを閉めていれば窓を割って侵入することを防いでくれます。
窓シャッターには手動式だけでなく電動式もあるため、開け閉めも楽にすることができます。
●窓シャッターについての記事はこちら
4.二重サッシを取り入れて防犯性を高める
二重サッシとは、既存の窓の内側に新たに窓を設置したもので、「内窓」とも呼ばれています。
窓が二重になるので、2枚の窓を割らなければいけないので侵入に時間が掛かります。
また、二重サッシは、防犯性だけでなく断熱性能にも優れています。
●二重サッシについての記事はこちら
5.窓を設置する場所によって大きさや形状を変える
設置する場所によって大きさや形状を変えることもポイントのひとつです。
人目に付きにくい洗面室やトイレの窓は、小窓にしたり、高い位置に設けることも防犯対策になります。
最後に
今回は、窓の防犯対策5つのポイントをご紹介しました。
この5つのポイントを参考にしてみてください。