中古マンションを購入して、そこをリノベーションして自分たちのライフスタイルに合った住まいづくりをする事が増えてきています。
マンションリノベーションをする時には、どのような費用が掛かるのでしょうか?
リノベーションに掛かる費用は、物件購入代やリノベーション工事費用だけではありません。
そこで今回は、中古マンションリノベーションに必要な費用をご紹介します。
費用は大きく分けると3つ
中古マンションリノベーションに必要な費用は大きく分けると3つあります。
「中古物件購入費用」「リノベーション費用」「入居後に必要な費用」の3つに分けてご紹介します。
1 中古マンションを購入する時に必要な費用
中古マンションを購入する時には、物件購入費用以外にも、仲介手数料や登記費用など様々な費用が掛かります。
それぞれの費用についてご紹介します。
中古物件の購入費用
中古マンションを購入する時の費用です。
購入費用以外に住宅ローンを使用する場合はローン手数料や保証料などの費用も掛かります。
仲介手数料
一般的には、中古マンションを探して購入する際には不動産会社に仲介をしてもらいます。
その購入を仲介してもらった不動産会社に支払う費用が仲介手数料です。
不動産会社によって手数料の価格は様々ですが、主に売買価格×3%+6万円+消費税を支払うのが一般的です。
登記費用
不動産を登記する時に掛かる費用です。
主に下記の費用が挙げられます。
■登録免許税
不動産の権利関係を明確にするための登記、登録などに掛かる税金です。
■司法書士報酬
不動産の登記を行う際に、手続きをしてくれた司法書士に支払う報酬です。
印紙税
物件を購入する際に必要になる売買契約書の文書を作成するために必要になる印紙代です。
例えば・・・
1000万円を超え5000万円以下の場合の印紙代・・・1万円
5000万円を超え1億円以下の場合の印紙代・・・3万円
ちなみにこれは平成32年(2020年)3月31日までの軽減税率の価格です。
火災保険料
マンションの専有部分の保険は住居者が加入しなくてはいけないため、住宅ローンを借りる時に一緒に火災保険に加入します。
その時に掛かる費用です。
2 リノベーション費用
リノベーションに必要な費用です。
工事費用
リノベーションを行う際に工事の費用は、マンション専有部分の広さ、工事の規模や内容によって様々です。
小規模なリノベーション(部分的な工事や間取り変更など)の費用の相場としては300万円~500万円程度が目安です。
大規模なリノベーション(躯体のみでスケルトン状態にしての工事)の費用の相場としては700円~1500万円程度が目安です。
その他諸経費
工事費用以外にも、工事請求契約の印紙代や現場管理費などが諸経費として掛かります。
他にも、完成後に入居する時の引越し代やリノベーションした住まいに合わせて新たに家具や家電、カーテンなどを購入する場合の費用などがあります。
3 入居後に必要な費用
入居後に必要な費用は主に固定資産税などの税金やマンションの管理費などがあります。
固定資産税などの税金
■固定資産税
土地や建物に対して掛かる税金です。
この固定資産税は毎年支払わなければならない費用です。
■都市計画税
都市計画事業などに充てられる費用です。
こちらも固定資産税同様、毎年課税される税金です。
■不動産取得税
中古マンションを購入して、不動産を取得した時に掛かり、一度だけ課税される税金です。
契約してから約3~6ヶ月後に請求が送られてきます。
マンション管理費
マンションの共用部分のメンテナンスなどに使用される費用です。
この管理費は、毎月支払いが発生します。
修繕積立金
マンションの外壁の補修や防水工事など、大規模な改修・修繕を行うために積み立てる費用です。
マンションによって支払う額は様々で管理組合に毎月支払います。
最後に
今回は、中古マンションリノベーションに必要な費用をご紹介しました。
物件購入代やリノベーション工事費用以外にも様々な費用が必要になってきますね。
リノベーションを行う際には、これらの費用を考慮して資金計画をしっかりと立てましょう。