見習い大工の眞利子です。
浅草のマンションリノベーションの内装進行中です。
作り付け家具と押し入れ、全16枚の家具建具を製作します。

冷蔵庫スペース横の家具です。
ナラカウンターの上下に建具付きの収納が付きます。
建具厚は24ミリ、シナランバーにヒノキのタンパンを張り付け製作します。
吊り込みに必要な突起部分(シバタ)をマルノコで加工調整して吊り込んでいきます。

作業台にしっかり固定し、シバタ加工しているところです。
マルノコで荒割りし、バリ等をノミではらいます。
微妙な調整と引手は後からまとめて作業します。

洗面所の天井です。
羽目板はヒノキです。
天壁の取り合いは、6ミリの目透かしになっています。
枠、出隅は突き付けです。

目透かしの細工です。
天井板の方に板厚+目透かし6ミリ分の溝を予め掘り込みます。
壁板は溝の中に突き付ける形にしました。

廊下の天井は杉板です。
杉板の方は、加工品です。
元々目透かし付きの板を追加工し。目透かしなしにしてから張り込んでいます。
杉は湿度による収縮が大きいのと、柔らかい材なのでサネの扱いに神経を使います。
前回もだったので話してしまうと、目透かし付き羽目板は加工精度があまりよくありません。
目透かしがつく分、面取りの大きさの違いが目立ちにくい為だと思います。
一方、ヒノキ板は製材から、サネ加工まで自家製です。
溝切りで相欠き加工しているのですが、裏が当たったり反りが出たり微調整は必須です。
このあと、玄関の壁とテレビボードにエコカラットを貼ります。
最後に珪藻土です。
事務所で一度作業していますが、後々ヒビが入るのが怖いので下処理をしっかりしたいです。
今日もすでに暑いですね。
カラダがまだ暑さに慣れていませんので、体調を崩さないようにしたいですね。