見習い大工の眞利子です。
先週の日曜日、浅草で店舗工事がありました。
分解も出来るように、ビス留めで良いから無垢板で作って欲しいというご要望でした。
市場から買い入れた杉の一枚板で、商品を陳列する棚とカウンターを作ります。

新築やマンションリノベーションなど長期的な現場が普段多い為、店舗工事は新鮮です。
社員大工の内田と協力し、加工から組み立てまで店舗内で作業させていただきました。

羽目板は内田に張ってもらいました。
初めてだと言っていましたが、上手いと思います。
問題は割り方と張り終いなので、それを間違えなければ新築の方でもこれから主力です。

カウンターの一角を出入り出来るようにして欲しいと、要望頂いたので金物を取り付けました。
イメージではカウンターを持ち上げるハネ上げを想定していました。
ですが、ハネ上げの金物だと壁の反対側に受けが欲しくなります。
カウンターは動かせるように作って欲しいという要望でしたので、下に落とす出入り口になりました。

昨日は、もう一つ棚の注文を頂きましたので組み立ててきました。

最後に。
細かい小道具が多く、床に散らばって見っともないので一服の時間に端材で箱を作りました。
簡単な矩を出しただけの即席道具箱です。
ですがこれ、もう少し工夫すればアンティークなどにも使えそうです。
大きさを小さくし、焼き目を付けたり塗装を施せば植木鉢入れなどになるのでは?
そこのもう一工夫、アイデアをシェアすることが大工に足りないことなのかなとも思います。
巧妙な継手などは必要ないのかもしれません。