見習い大工の眞利子です。
建前後現場を二手に分け、私は浅草のマンションリノベーションをしています。
解体は建前にも手伝いにきていただいた職人さんに担当していただきました。
全て木下地で施工します。
まずは外部廻り、続いて中の間仕切りを立て家具等の下地入れです。

コンクリートの躯体は真っすぐであるとは限りません。
レーザーで基準墨を出し、足元を固めます。
胴縁は倒れがないか下げ振りで確認しながら固定していきます。
大まかな軸立てまで親方と一緒にやりました。
ここから一人です。

最上階に位置するので、すぐ上は屋上です。
古いスタイロフォームが施工されてはいますが、性能を保証できないので新たに充填します。
この後ボードを張り、杉の羽目板が化粧材になります。

パーチクルボードの施工です。
マンションなので、下階への振動や騒音をを抑える必要があります。
土間も凸凹な為、アジャストを使い細かく陸を修正しながらの施工です。
アジャストにはゴムが付いているので、若干クッション性を感じます。
水糸で長手方向の沈みを修正してから専用の接着剤でアジャストを固定します。
固まるまで約1日、その間作業できないので下小屋で枠材の加工です。

1日置き、施工不良等ないか確認をしたら床下地として合板を張ります。
パーチクルボードの目地と交差するように、互い違いに並べます。
床が固まれば、家具やキッチンが取り付けられるようになります。
同時に天井の羽目板も入ってきたので、材料を消費していかなければなりません。
限られたスペースで段どりを考えながら、初めてのマンションリノベーション勉強になります。