住宅の窓などに取り付ける網戸は、換気や虫の侵入を防いでくれる大切な建材です。
以前に書いた記事で、住宅で使う網戸の形状の種類についてご紹介しましたが、今回は、その網戸のネットに使われている素材の種類についてご紹介したいと思います。
では、網戸ネットの素材にはどのようなものが使われているのでしょうか?
網戸のネットに使われている素材にはいくつか種類があり、それぞれ特徴も様々です。
そこで今回は、住宅で使われている網戸ネットの素材の種類を4つご紹介します。
1 ポリプロピレン
ポリプロピレンとは、プロピレンという原料からできている合成樹脂です。
よく「PP」と略して呼ばれていることが多く、一般的な網戸ネットの素材でもっとも多く普及しています。
メリットとしては、軽くて熱に強く、価格も安価です。
また、カッターなどで簡単に切れるため、自分たちで張り替える時に向いている素材です。
デメリットとしては、他の素材と比べると耐久性が低く、耐用年数が5~10年で張り替えが必要な場合が多いです。
2 ポリエステル
ポリエステルとは、合成繊維でできた網戸ネットです。
先程ご紹介した「ポリプロピレン」よりも線が太いため、強度があり、耐久性に優れています。
強度が強いため、犬や猫などが引っ掻いた場合でも簡単には破れない素材です。
ですから、犬や猫などのペットを飼っているご家庭にはおすすめの網戸ネットです。
3 グラスファイバー
グラスファイバーとは、ポリ塩化ビニルをガラス繊維にコーティングした網戸ネットです。
メリットとしては、ガラス繊維が原料となっているため非常に熱に強く、タバコの火でも網戸に穴が開きにくいところです。
熱に強いため、キッチンの周りや日差しの強い場所などに使用するのに向いている網戸ネットです。
また、強度も強いので、巻き癖やほつれが発生しにくく、張り易い素材です。
4 ステンレス
ステンレスは、耐久性に非常に優れた網戸ネットです。
なんと言っても、強度が強く、耐久性があるので15~20年使用している住宅もあります。
破れにくいため、防犯面でも優れていますし、ペットを飼っているご家庭にもおすすめの網戸ネットです。
ただ、その分、価格が高くなってしまう事がデメリットです。
最後に
今回は、住宅で使われている網戸ネットの素材の種類を4つご紹介しました。
それぞれの素材には、張り替え易さや強度、耐久性、ペット用など様々な特徴があるので、ご自分たちの暮らしに合った網戸ネットを選ぶようにしましょう。