冬の寒い時期になると住宅に欠かせないものと言えば暖房器具ではないでしょうか?
エアコンやファンヒーターなど暖房器具には様々なものがありますよね。
その暖房器具のひとつである床暖房には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
家づくりで床暖房を設置しようか検討されている方は気になりますよね。
そこで今回は、床暖房のメリットとデメリットをご紹介します。
床暖房のメリット
床暖房にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
5つのメリットをご紹介します。
足元から部屋全体を暖める
暖かい空気は上に逃げやすく、冷たい空気は下に溜まりやすいため、エアコンの場合は足元がなかなか暖まらない事が多いです。
しかし、床暖房ならば足元から暖めてくれます。
冷たさは体の末端、特に足元から感じてくるので足元を暖めるには床暖房が最適です。
また床暖房は、床から直接熱が足に伝わる「熱伝導」と床から放出された熱が壁や天井に反射してできる「ふく射熱」の組み合わせによって部屋全体を暖めることができます。
空気がきれい
床暖房は室内の空気をきれいに保ってくれることもメリットの一つです。
エアコンから発生する風によってホコリなどが舞ったり、ストーブのように燃焼させるものがないため、空気の汚れやニオイの心配もありません。
風の流れがなく乾燥しにくい
暖房器具を使用していて気になる事は、空気や肌の乾燥ではないでしょうか。
エアコンなどの温風によって皮膚の水分が奪われてしまうため、肌が乾燥してしまいます。
床暖房は、エアコンに比べると風の流れもないので肌や室内の空気が乾燥しにくいです。
場所をとらない
ストーブやファンヒーターなどは季節の変わり目に出し入れする必要があり、収納するのにも場所をとります。
しかし床暖房は、床の下に設置されているため、場所をとらない暖房器具です。
作動中の音がしない
エアコンやファンヒーターが作動している時の風の出る音は意外とうるさいですよね。
床暖房の場合は作動中でも音がしないので室内が静かです。
床暖房のデメリット
床暖房にはメリットだけでなく、もちろんデメリットもあります。
2つのデメリットをご紹介します。
暖まるまで時間がかかる
床暖房を作動させてから部屋全体が暖まるまで約1時間かかります。
ただ、タイマーをうまく利用することで快適になります。
例えば、朝起きる時や帰宅する時間の1時間前にタイマーを設定しておけば室内に入った時にすでに暖かい状態で過ごすことができます。
初期費用がかかる
温水マットの施工や熱源機の設置などの初期費用がかかります。
そのため、他の暖房器具と比べると費用が多くかかってしまう場合があります。
最後に
今回は、床暖房のメリットとデメリットについてご紹介しました。
床暖房の設置を検討している方は、メリットとデメリットを考慮した上で選んでみてください。