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「機械作里鉋」電動工具の元となった鉋たち

見習い大工の真利子です。

 

今日は、機械作里鉋(きかいさくりかんな)を紹介します。

 

作里鉋とは、主に溝の加工や調整をする鉋の総称です。

 

機械作里とは、前回紹介した作里鉋の脇に定規が付いたものを言います。

 

定規が付くことで、材料の面(つら)から平行に安定した溝を加工することが出来ます。

 

 

写真は、刃の幅がそれぞれ異なった機械作里です。

 

左から一分(3㎜)、二分(6㎜)、四分(12㎜)の刃巾になります。

 

脇のネジを調整することで、材料のどこに溝を加工するか調整できる仕組みになっています。

 

機械作里鉋の名前は、この見た目と安定して加工ができる利便性からきています。

 

敷居などの溝を掘る底取りにも使えますが、相シャクリ加工などに使用するのが主だと思います。

 

 

電動工具のなかった時代には、シャクリ加工も一つ一つ鉋で加工していたんですね。

 

当たり前ですが、想像を絶します。

 

今、仕事で機械作里を使う機会は皆無と言ってもいいでしょう。

 

そのかわり、小穴カッターを使います。

 

小穴カッターはマルノコに似た溝加工専用の機械で、仕組みは機械作里鉋とまったく同じです。

 

違いは、1枚の刃を調整するだけで様々な幅の溝が掘れることです。

 

手道具ではそうはいきません。

 

作里鉋が溝幅ごとに何台も必要なのに比べ、圧倒的に道具が少ないです。

 

そういう面でも機械作里鉋は、忘れられて消滅していく道具なのでしょう。

 

 

材料に触れる下端には、3枚の刃と刃の幅に合わせて凸加工がされています。

 

横面の定規に加え、この凸部分があることで加工中のブレを抑えています。

 

こういった定規を冶具(じぐ)と言います。

 

2つの冶具のおかげで、かなり高精度な加工ができます。

 

 

溝加工の実践風景です。

 

冶具を動かせば、刃巾以上の溝なら加工可能です。

 

 

最後に、三枚の刃の役割を説明します。

 

上の刃は、二枚一組です。

 

先に材料に触れるのがこの二枚です。

 

ケガキ、と言って溝の横の壁に毛羽立ちが出ないように予め傷をつける役割の刃です。

 

二枚の刃でケガキした後、大きい方の刃で切削します。

 

 

溝の深さは凸の出っ張り分、約12㎜まで切削可能です。

 

 

鉋というと平鉋(仕上げ作業に使う普通の鉋)を想像しますよね。

 

実際には、仕上げ作業に比べて調整加工に使用する頻度の方が圧倒的に多いです。

 

特殊鉋は種類も多く、一つの専用用途にしか使えないものもたくさんあります。

 

今では使う機会すらないものも多いです。

 

ですが、電動工具はこういった手道具から発展したのもと言えます。

 

手道具の調整が分かれば、自然と工具の扱いもわかるようになります。

 

手道具の方が確実に複雑で繊細ですから。

 

しばらくこういった手道具について紹介したいと考えています。

 

少しでも手仕事や手道具について興味をもって頂けたら嬉しいです。

 

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