見習い大工の真利子です。
昨日、外部の耐力面材「ダイライト」の仮並べが終わりました。
今回は文京区本郷という立地もあり、耐火の為に建物自体の自重がかなり重くなります。
基礎配筋のダブル配筋と同様、耐力面材も通常より3ミリ厚い12ミリ板を張ります。
最大の重さの原因が石膏ボードです。
外部に耐水ボード21ミリを二重、内部に強化ボード21ミリを二重張ります。
当然自重が重ければ地震等での揺れも大きくなる為、耐力面材も厚みを増すわけです。

写真は正面の軒先です。
垂木も下端と鼻先はボード二重張りです。
広小舞の出もボード、化粧破風、化粧破風の下地分出ています。
仕上がってしまえば、広小舞の出は20ミリ程度しかなくなります。

次の写真は板金屋さんに防水紙を張ってもらった小屋上の状態です。
今日水切りを設置してもらい、月曜日には仕上げ板金を葺いてもらう予定です。

こちらは、石神井台の現場に納品する家具です。
両脇にスピーカーが、中の4つの棚にⅭⅮプレイヤーを入れるそうです。
機械自体が重いものの為、タテ軸に固定棚を呑み込ませています。

一日置いてから、ダボ埋めなど最終調整をして塗装を入れます。
オスモカラーのクリアーで塗装しています。
この家具を製作中、蔵前工業高校の生徒さんと先生がみえました。
再来週、職業体験として三日間現場に来る自分の後輩たちです。
二人とも大工志望だそうです。
高校二年生、まだまだ進路を決めるには時間があります。
こんな世界もあるんだなと経験の一つとして見てくれれば良いと思います。