
注文住宅を建てる前には、どれくらい費用がかかるのかを理解した上で予算を立てるなどの資金計画が重要になってきます。
この資金計画をしっかりと行わないと、後になって後悔してしまう場合も。
そこで今回は、建てた後に気付いた資金計画に関する失敗例を交えながら注文住宅を建てる前に知っておきたい資金計画のポイントをご紹介します。
自己資金は不足していないか
一般的には「自己資金」と「住宅ローン」を合わせたものが注文住宅を建てる時に必要になってくる資金です。
ここで自己資金が不足していると住宅ローンの頭金の支払いや諸費用に回す資金が不足するなど資金計画が思うように進まず、計画通りに住宅ローンの返済がいかなくなってしまったという失敗例があります。
中には、若いうちからもっと貯金をして自己資金を用意しておけばよかったという声もあります。
それでは、自己資金は全体でどれくらい用意した方がいいのでしょうか?
自己資金は全体の費用の20~30%を目安にして用意するといいと思います。
予算オーバーに気を付ける
注文住宅の資金計画でよくある失敗として、当初に計画していた予算をオーバーしてしまう事があります。
設備や内装等を自由に決めることができる注文住宅では、こだわるあまりに気が付くと予算がオーバーしていたなんてことも少なくはありません。
ですから、「その設備は本当に必要なのか?」など、よく見直してから設備や内装等を選ぶようにしましょう。
他にポイントとしては、住宅の施工面積を小さくしたり、複雑な形状にしないことでコストダウンを図ることができて、予算オーバーを防ぐことができます。
返済する時の負担を考える
住宅ローンを返済する時の負担を考えることも資金計画をする上でとても大事になってきます。
失敗例としては多額の借入れをしてしまい月々の支払いが多くなって返済に困っているという事が挙げられます。
住宅ローンの年間の返済額の目安は年収の25%以下に抑えることが一般的です。
例えば、年収が500万円の場合は・・・
500万円×25%=125万円が年間の返済額の目安になります。
ですから、どれくらいの借入れができるのかという事よりも、毎月の返済額が余裕を持って返済できる借入額を考えることが大切です。
将来の変化を考える
将来、どのような変化が起こるのかを考えることも大切です。
例えば、病気になってしまったり、年収が減ってしまったりと予想外の変化が起こることもありえます。
このように、暮らす前には予想もしなかった変化が起こることで住宅ローンの毎月の返済に影響が出てしまう場合があります。
ですから、将来の変化などを事前にある程度考えながら、もしもの場合に備えて余裕のある資金計画を立てるようにしましょう。
最後に
今回は、注文住宅を建てる前に知っておきたい資金計画のポイントについてご紹介しました。
お金に関する事なので慎重になって余裕のある資金計画を立てることが大切です。