こんにちは。
土手加藤材木店の大工見習いの眞利子(まりこ)です。
本日の現場施工ブログはリビング階段の取付です。
苦労して取り付けましたのでぜひ見てみて下さい。
壁のボードが張られた段階で階段の取付に入りますが、
階段詳細図から階段の段板の寸法などをよく確認します。
また再度階高さも確認します。

土手加藤では階段はプレカットは行いませんので、
すべて大工が手加工で行います。
こちらは1段目の廻り階段の加工です。
使用している部材は桧です。
1段目が900角の踏み板なので、桧の板を加工してはぎ合せます。
上の画像はその板の分を合わせています。

加工が終わり一枚一枚の板をはぎ合せました。
これで1段目の踏み板の加工が終了です。
約半日程度寝かせてボンドの乾燥を待ち、
板どうしがくっついたら表面をカンナで仕上げます。

先ほどの1段目以外の残りの階段は直階段なので、
寸法決めしてから先行してノンスリップ溝を踏み板に打ち付けます。
上の画像の丸い溝がノンスリップ溝です。

次に階段加工の本丸ともいえるささら桁の加工に入ります。
踏み板とササラ桁がきちんとくっつくように取付しなければならないので、
踏み板の加工には熱が入ります。
この画像は我ながらかっこよく写っていると思いますが、
顔は相当気合が入っています。
その時の顔を取っていただきたかったんですが、
社長から「絵図らが悪い」という事で却下されてしまいました・・・・
冗談はさておき手に握るノミにも力が入ります。

ササラ桁は2本あるので、
1本が終わってまた1本加工します。
このササラ板の取付の時には踏み板にも番付けといって、
それぞれの部材に番号を付けておきます。
踏み板は12段あるのでそれぞれに番付けして取り付けます。

こんな感じで踏み板に番号をふっておくんです。
こうしておけばこの踏み板は4段目の踏み板だと分ります。
階段の施工は結構時間がかかりますので
とりあえず本日の階段施行のブログはここまでとします。
次回はこの続きをご覧いただきますので、
ぜひまた見てください。