注文住宅を建てる前には、どのような生活を送りたいのかなどをイメージして考えることが大切です。
ただ、どのようなことに気を付けて考えればいいのか分からない方も多いと思います。
そこで今回は、注文住宅を建てる前に考えておきたい4つのことをご紹介します。
1 将来どのような変化が起こるか考える
注文住宅を建てようと考えている方の多くは、建てる時の状況を中心にして考えてしまいます。
もちろん、その時の年齢や家族構成、好み、ライフスタイル、収入などを考慮することも大事ですが、それだけではなく将来の変化も考えて計画を立てることが大切です。
注文住宅を建てた後、その住宅に何十年も住み続けるわけですから、将来どのような変化が起こるのか様々な可能性を考えておきましょう。
特に、子供部屋などは子供の成長に合わせて様々な変化が起こるので間取りなどをどのようにするのか考える必要があります。
例えば、子供が大きくなって独立して別居した場合に残った子供部屋をどうするのか?
他にも、将来もう一人子供が生まれた時のために部屋を間仕切れるようにするのかなど様々な変化が起こる可能性があります。
2 老いた時のことを考える
何十年も住み続けるので、自分が年を取って老いた時の状態を考えておくことも大切です。
例えば、足腰が弱くなって階段の昇り降りが大変になって、二階にある部屋をあまり使わなくなったり、トイレや浴室などに手すりが必要になったりなど自分が年を取るとどのような変化が起こるのか考えてみましょう。
このように、建てる時には想像もしていなかった様々な問題が出てくる場合があります。
3 将来かかる費用についても考える
注文住宅を建てる時に多くの方が気になっていることは費用についてではないでしょうか。
しかし、建てる時の費用も当然大切ですが、建てた後にかかる費用について考えておくことも必要です。
将来のメンテナンス費用や日々の光熱費、水道代など建てた後も様々な費用がかかってきます。
建てる時の費用をできるだけ安く抑えたいと考えてしまうと、住み始めた頃はいいですが、後々、屋根や外壁の張り替えや設備の交換の頻度が多くなり、その度に費用もかかってしまい安く建てたつもりが長い目で見てみると高い買い物になってしまったというケースもあります。
ですから、多少費用がかかってもメンテナンスが少なくて済む建材や設備を選ぶことも注文住宅を建てる時には大切です。
4 家族で話し合う
これからどのように暮らしていきたいのかということを家族でよく話し合うことが大切です。
家族それぞれの性格や趣味、現在の生活などを考慮して、イメージをしていくことが大切です。
例えばどのようなことを話し合えばいいのか?
- 現在の住まいの不満点を挙げる
- 子供をどのように育てたいのか
- 老後はどのように暮らしていきたいのか
- 家族の趣味や楽しみは何か
などを書き出してみて、現在の生活を見直しながら家族でよく話し合いましょう。
最後に
今回は、注文住宅を建てる前に考えておきたいことをご紹介しました。
将来の変化や問題をよく考えて注文住宅を検討するようにしましょう。