
こんにちは。
土手加藤材木店の見習い大工の眞利子(まりこ)です。
今回の施工ブログは、前回に引き続いて屋根工事です。
前回ご紹介しました屋根垂木と屋根断熱ネオマフォームの施工が完了したので、
この上に通気垂木を施工します。
その前に断熱材ネオマフォームの継ぎ目に気密テープを張ります。
この気密テープは家の断熱性能を高めるためです。
屋根断熱の性能を最大限確保するために、
屋根たる木の上に通気層と呼ばれる空間を確保します。

横に貼られているのが気密テープです。

気密テープを張り終えたので、
屋根垂木の上から通気用の垂木を取り付けます。
ちなみに屋根垂木はタルキックとパネリードで止めつけていきます。

この長いビスを垂木の上から打ち込んでいきます。
垂木のビスが2種類あるのは、
登り梁の上にかかる垂木は180mmのタルキックで、
登り梁のない所は150mmのパネリードでJパネルに止めつけていきます。
ビスのピッチは455mmの間隔です。
この垂木の上に通気垂木を止め付けます。

通気用の垂木の施工がほぼ完了です。
厚みは断熱メーカー推奨の30mmあります。
天井断熱と違って屋根断熱は工程がすごく多いですが、
大変勉強になります。
今回の上野桜木の家は天井に化粧野地板のJパネルを使って表しになっているので、
天井断熱は使えません。
この夏の時期の屋根断熱の施工は体にこたえますが、
一生懸命に頑張っています。

通気垂木の上に屋根下地材の野地板12mmを施工して、
この野地板の継ぎ目にも気密テープを施工します。
これでようやく屋根工事が完了です。
途中雨で工事が出来なかったですが、
無事に屋根工事が終わってホットしています。
あとは屋根屋さんにバトンタッチです。
今日の私の施工ブログは終わりです。
また次回を楽しみにしていてください。