
こんにちは。
大工見習いの眞利子(まりこ)です。
化粧野地板のJパネルを取り付けたいのですが、ここ数日の天候の急変でなかなか取り付けることが出来ません。
Jパネルは雨にあたらないようにしないといけないので仕方ありません。
あせって施工するのは良くないので、天候の回復を待つことにします。
雨で屋根工事ができないので、筋かいの取付を始めることにしました。
前回のブログでもご紹介しましたが、
Jパネルの養生シートが屋根一面に貼られているので雨が降っても下はあまり雨の影響が無いんです。
この養生シートは本当に優れものです。
筋かいは斜めに取り付ける斜材の事で、
地震の揺れに耐えるために取り付ける重要な部材です。


柱と梁の間にある斜めの部材が筋かいです。
図面とにらめっこして指定の場所に筋かいを取り付けていきます。
私は図面に筋かいの場所をマジックで色付けしておくことにしています。
こうすると取り付ける場所を間違えないで済みます。


この金物は筋かい金物と呼ばれるもので、
柱と筋かいの接合の為に取り付ける金物なんです。
この金物を取り付ける理由は、
筋かいが斜めなので地震の揺れの時につっかえ棒のようになってしまいますので、
その時に外れないようにするための大切な金物です。
取り付けるためのビスはメーカー指定のビスを使用します。


この金物を柱と筋かいの両端部に取り付けていきます。
ビスの本数が多いので、1本の筋かいを取り付けるのにも時間がかかります。


次にホールダウン金物を取り付けました。
この金物は基礎から繋がっている金物で、基礎と柱を強固にするために付ける金物なんです。
柱の下にはホゾと呼ばれる凹凸があるんですが、
地震の時にこのホゾが引き抜かれないようにするための耐震用の金物です。
この金物を柱の根本と先端の両方に取り付けていきます。
大変なのはこの金物の種類が多いので、図面とにらめっこして取付場所を間違わないようにします。
私は図面にホールダウンの場所を蛍光ペンで塗っておくようにしています。
こうすると間違いがありません。


こちらはホールダウン金物と同じ働きの背割りプレートです。
この金物を取り付ける場所は、
柱に大きな力がかからない所に付けますが、
この金物も柱のホゾが抜けないようにするための金物です。
柱や土台や筋かいの接合部にはこのように色々な金物で固定させて、
地震の時に耐えるようにします。
今回の私の現場ブログは以上です。