台東区の新築注文住宅の現場では基礎工事が終わり上棟の為の下準備がされています。
現場に搬入される前の土台を下小屋にて何やら作業しています。
のぞくとなんと土台がまっ黒くなっています。
土台を基礎に引き込む前に下小屋にて墨を塗っていたんですね。


普通に見るとなんてことをしてるのだと思うかもしれませんがこれにはちゃんと目的があるんです。
よく床下の調湿の為に墨が使われることがありますが、
そのことを少し応用した作業です。
この墨の役割はシロアリなどの防虫効果があり床下の湿度対策にも効果があります。
この墨は建築基準法で定めるいわゆる1mラインまでの防腐・防虫のための薬剤としての効果はありませんが、
墨がシロアリに一定の効果があることを応用しています。
もともと土台を桧などの高耐久木材を使用すれば前段の薬剤の使用はしなくてもいいのでが、
今回はお施主様のご要望もあり土台に墨を塗っています。
いやー土台が見事に真っ黒に塗られましたね。
どんな感じになるんですかね。