今年初の台風6号は夜中に東京を通り過ぎたようですね。
特に大きな被害があったわけではないようでよかったですね。
木工事が続いている中央区の木造耐火の新築現場では、
筋かいの取り付け作業が行われていました。
筋かいは柱と柱の間に取付けられる斜めの部材の事です。


地震の際に斜めに取り付けられた筋かいが地震力の横揺れに耐える役割があります。
斜めの筋かいがつっかえ棒のようになるわけです。
この筋かいを建物の各階にバランスよく配置することが地震に強い家となります。
3階建てなので構造計算によって筋かいの取付場所を決めて、
図面に落し込んでゆきます。
現場では図面と照らし合わせて筋かの取付箇所を確認して取付けてゆきます。
筋かいによる地震に強い家づくりの為には壁を造らなければなりません。
なので場合によっては開口部などを小さくしても筋かい取付箇所を優先させることが多いです。
見た目や快適性も重要なのですが建物を支える構造を軽視することはできませんので、
この点は設計段階でお施主様によく説明させていただきます。
筋かいの取り付け作業がもくもくと進んでいます。