2018年
7月
27日
金
鉋の裏出しの実践
先週の続きで今回は鉋の裏出しをします。
裏出しは、研ぎ減った裏を新しく叩き出す行為です。
ちなみに裏出しの後、いびつに出た裏を金盤で平らに修正する行為を裏押しと言います。
2018年
1月
26日
金
目立ての話
おはようございます。
見習い大工の眞利子です。
今回は目立ての話です。
目立てとは、ノコギリの刃を切れる様にヤスリ掛けすることを言います。
専用の目立てヤスリを使い、一枚一枚の刃に適正な勾配と切削できるだけの鋭利さを付ける作業です。
2017年
12月
22日
金
~刃角の話~研究中です!
最近手道具の紹介が続いてますが、今回は角度の話です。
大工が使う道具の七割から八割が何らかの形で、金属を使用している道具です。
その中でも、切削作業に使う刃物関係が多くを占めます。
ノミやカンナ、ノコギリ、電動工具にも替え刃ですが刃物が付いています。
そのほとんどが「片刃」と言われる、片方が平面(裏)でもう片方が斜め(研ぎ面)になっています。
加工する木材によって、その裏に対する研ぎ面の理想角度があります。
今回は、その角度について紹介したいと思います。
2017年
12月
15日
金
使い勝手の良い「五徳鉋」について紹介します。
おはようございます。
見習い大工の眞利子です。
先週は機械作里を紹介しました。
機械作里の名前の通り、精密な加工ができる電動工具により近い鉋です。
さて、今日は同じ溝も仕上げることのできる鉋を紹介したいと思います。
ですが今日の鉋、一目見ただけではどうやって使う鉋なのかわからないと思います。
慣れればとても使い勝手の良い鉋です。
機械作里と同じく、姿を消しつつある鉋ではあります。
2017年
12月
08日
金
「機械作里鉋」電動工具の元となった鉋たち
見習い大工の真利子です。
今日は、機械作里鉋(きかいさくりかんな)を紹介します。
作里鉋とは、主に溝の加工や調整をする鉋の総称です。
機械作里とは、前回紹介した作里鉋の脇に定規が付いたものを言います。
定規が付くことで、材料の面(つら)から平行に安定した溝を加工することが出来ます。
2017年
12月
01日
金
玄翁の柄を挿げ替えました!
見習い大工の真利子です。
今回は、久しぶりに道具の紹介をしたいと思います!
現場では様々な道具を駆使し、作業をします。
種類は電動工具から手道具まで多種多様、大きさや重量もバラバラです。
その中で、大工が一番使う道具は玄翁(ゲンノウ)だと思います。
新築、リフォーム関係なく必ず現場には持参する玄翁。
大工仕事には無くてはならないものだと言えます。
2017年
11月
10日
金
エア工具の解禁です!機械と手道具の両立
見習い大工の真利子です。
現場では、外部の耐力面材の釘打ちが終わり構造検査も無事通りました。
これから外部の耐水ボード張りに突入です。
さて、入社してから新築の現場は6件目になります。
「当分は機械を使わず、手道具に慣れること」を条件に入社して三年が経ちます。
今回の現場から、十分手道具に慣れたということで機械の使用が許されました!
正確に言えば、マルノコやインパクトは例外として使っていましたので釘打ち機の解禁です。
2017年
10月
19日
木
わざわ座の椅子製作中です!機械を使わずに挑戦
見習い大工の真利子です。
今週末、あいにくの雨模様で心配ですが本郷の現場で建前をします。
昨日、下小屋で刻んだ部材を現場に運びこみました。
三階分の部材ですから、かなりの量です。
さて、大きな部材と床合板が運び出された下小屋は通常のガランとした風景に戻りつつあります。
今日は、刻み終わった下小屋で製作途中の「わざわ座の家具」と自作の脚立を比較したいと思います。
2017年
7月
07日
金
建具枠の加工調整に使う「作里鉋」を紹介します。
見習い大工の眞利子です。
今週は少し新築の現場を抜け出して、文京区の湯島で店舗工事をしています。
久しぶりの店舗工事です。
解体が終わり、新しく設置する入り口枠の打ち合わせの時、面白い話題になりましたので紹介します。
2017年
6月
30日
金
「鉋の口埋め」をしました~最後に悲劇が!、、、
見習い大工の眞利子です。
今日は久しぶりに道具の話をしたいと思います。
現在、現場では窓枠の加工組み立てをしています。
窓枠が終われば、各部屋への入り口枠の加工に入ります。
製材には丸ノコを、障子溝などは溝切りという電動工具をフルで使います。
電動工具を使った「加工作業」は気の張る重要な工程ですが、同じくらい重要なのが「仕上げ」です。
仕上げ作業は、全て鉋で行っています。
電気カンナなどと違い、材料を仕上げる手カンナは様々な微調整を常にしていないと使えません。
今回はその微調整の中でも、「口埋め」を紹介したいと思います。
2017年
1月
27日
金
「カンナの割れ止め」と「面格子」作りました。
見習い大工の眞利子です。
現場では、自分の担当している三階のボード張りがほぼ終わりました。
今日から、勾配天井に杉の羽目板を張る予定です。
三階建てなので、当然階段が二基あります。
タモという堅木で製作するササラ階段です。
その階段も二基とも親方が掛け終わりました。
今回は、その階段に使った余り材でカンナの割れ止めを作りましたので紹介したいと思います。
2017年
1月
13日
金
「初めての包丁研ぎ」と「枠材の加工」
見習い大工の眞利子です。
今週、初めて包丁を研ぎました!
角度に気を付ければ、ノミなどと同様、簡単に研げることに気づきました。
今日は、その研ぎについて紹介します。
2016年
12月
23日
金
卒業製作「入母屋模型」完成しました!
見習い大工の眞利子です。
先週、卒業課題の「入母屋模型」が完成しました。
メンバーは同期9人。
墨付けはほとんど同期がやってくれたので、加工担当です。
ひとつひとつの部材を加工している時は漠然と作業していました。
組立が始まると徐々に全体像が見えてきます。
2016年
12月
16日
金
「方転びの椅子」と「幸三郎玄翁」
見習い大工の眞利子です。
先週は久しぶりに実技授業でした。
内容は卒業試験で作る、方転びの椅子です。
大工の学校で椅子ばかり作っているのも少し不思議な気もしますが。
方転び(かたころび)の椅子は、難しいサシガネ使いもないので形はシンプルです。
そのかわり、単純に加工精度が問われます。
大工だけでなく、ものを作る方達に聞けば「垂直、水平」が一番難しいと口を揃えて言うはずです。
単純なだけに、追求すればするほど奥が深いと言えるでしょう。
2016年
10月
21日
金
小屋組みいろいろ『谷隅木』と『和小屋組入母屋』製作中です。
見習い大工の眞利子です。
前回の実技課題では谷隅木を造りました。
谷とは、切妻の屋根同士が交わるところで出来る、くの字型の部分です。
谷を作ると、両方の屋根の雨水を集めてしまうので雨仕舞上あまり良くありません。
ですが、少し屋根の形に凝ったりすると、必ず谷は出来てしまいます。
谷はなるべく作らないことを心がけながら、必要不可欠な技能でもあるわけです。
2016年
9月
16日
金
過去の「一級大工技能士課題模型」作りました!
見習い大工の眞利子です。
先週学校の課題で屋根の端部模型を造りました。
過去の課題とも反復するところが多いですが、細かいところが変わっているので紹介したいと思います。
2016年
8月
26日
金
「三段廻り階段」原寸模型作りました!
見習い大工の眞利子です。
今日は、先週の実技課題で作った『廻り階段』について話したいと思います。
ほとんどの住宅が二階三階建てで出来ている今、限られたスペースを有効に使う為には廻り階段は必須です。
大工の中でも階段が作れれば一人前だということをよく言われます。
今回は実技なので、形状を覚えるための実寸模型です。
実際の仕事では、柱と側板を掘り込むためさらに板の大きさも少し変わります。
2016年
8月
19日
金
絶対不可欠な作業「研ぎもの」について
見習い大工の眞利子です。
前回は、大工道具の鉋について様々な種類と用途があることを紹介しました。
今日は、その刃物を使うためには絶対不可欠な「研ぎもの」について紹介したいと思います。
2016年
8月
12日
金
珍しい鉋がたくさん!長弘の二寸鉋買いました!
見習い大工の眞利子です。
今回は先週の日曜日に行った、金物屋さんのことについて話したいと思います。
訓練校の同級生が鉋(カンナ)を買いたいというので、自分は付き添いです。
最近は、なかなか鉋などを置いている金物屋さんも少なくて大変です。
この金物屋さんは遠方の宮大工さんたちも買いに来るくらい品揃えがいいので自分もよくいきます。
今回は一日中金物屋さんにいたので、隅々まで見ることが出来ました。
使い方も分からない道具もたくさんあって博物館のようです。
珍しいものをいくつか紹介したいと思います。
2016年
7月
29日
金
折り畳み式「四方転びの脚立」をつくりました。
見習い大工の眞利子です。
今回は、先週学校の実技で作った「四方転びの脚立」について書きたいと思います。
前回の実技では正面の脚二本のみが四方転びになっている椅子を作りました。
今回は脚立なので、四本の脚すべてが外側(四方)へ転んでいます。
前回の応用も効くので、全体的にはあまり難しくはありません。
表と裏で一本ずつ墨付けができれば、そのまま隣の脚にも墨を写し取れます。
なので、ホゾ穴の精度と材料同士の胴付き面に気を使ったつもりです。
2016年
7月
22日
金
「隅木の模型」を振り返ってみて
見習い大工の眞利子です。
最近では実技課題のレベルも上がってきて、直接建物には関係のない椅子などもつくるようになりました。
道具の扱いを覚える意味ではとても勉強になりますし、出来上がった作品は家に持ち帰って使っています。
今回は、そういった難しい課題は少しおいといて過去に作った模型を振り返ってみたいと思います。
2016年
7月
14日
木
道具使いの練習1「相欠き」
見習い大工の眞利子です。
現在現場では、外壁に耐震材を打ち終わり大引きを掛けている途中です。
今日にはサッシも搬入されます。
着々と作業が進んでいる中、休憩の時間を使って道具使いの練習もしています。
今回、初めて手刻みにより一件の住宅を建てているのですが作業途中にもたくさんの改善点が見つかってきました。
その中でも特に重要なことが加工の精度を上げることです。
電気工具と違い手道具を使いこなすには繰り返し練習するしかありません。
これから先失敗のできない作業もたくさんしなければならないので少しでも経験値を上げる必要があります。
まだ数も精度も全然ですが、ひとつ説明したいと思います。
2016年
6月
17日
金
サシガネ使い、「四方転びの椅子」つくりました
私は今、週に一度職業訓練校に通っています。
図面などの勉強と一緒に実技というのがあります。
今回は、先週の実技で作った「四方転びの椅子」について話したいと思います。